補助金ウォッチ

公開日: 2026/06/11

補助金と助成金の違いとは? 個人事業主・小規模事業者向けにわかりやすく解説

「補助金」と「助成金」は、どちらも国や自治体などから返済不要の資金支援を受けられる制度ですが、性格はかなり異なります。違いを押さえておくと、自分の事業に合う制度を探しやすくなり、準備の進め方も変わってきます。

ざっくり言うと「採択型」か「要件型」か

実務上もっとも大きな違いは、もらえるかどうかの決まり方です。

補助金(主に経済産業省系・自治体)助成金(主に厚生労働省系)
受給の決まり方審査・採択型。応募しても通らないことがある要件充足型。要件を満たせば原則受給できるものが多い
募集期間公募期間が決まっており、締切がある通年で受け付けているものが多い
典型的な使いみち設備投資、IT導入、販路開拓、新事業など雇用、人材育成、職場環境の改善など
競争率予算枠があるため競争になりやすい要件を満たした申請が中心

※あくまで一般的な傾向です。自治体の「助成金」のように、名称と性格が一致しない制度も多くあります。名称ではなく、公募要領に書かれた審査方法と要件で判断してください。

共通する大事なポイント

1. どちらも原則「後払い」

補助金・助成金の多くは、事業を実施して経費を支払ったあとに、実績報告を経て入金されます。つまり立て替え資金が必要です。資金繰りの計画には、入金まで数か月かかる前提を織り込んでおきましょう。

2. 「申請前の発注」は対象外になりやすい

多くの補助金では、交付決定前に発注・契約・支払いをした経費は対象外です。「先に買ってしまったがあとから補助金を見つけた」というケースでは使えないことが多いため、投資を決める前に制度を探すのが鉄則です。

3. 募集は突然始まり、締切は突然来る

特に自治体の制度は公募期間が短く、予算がなくなり次第終了することもあります。日頃から自分の地域・業種に関係する制度の新着をチェックしておくことが、機会を逃さない一番の対策です。

自分に合う制度の探し方

制度は国・都道府県・市区町村・支援機関と発行元が分かれており、ひとつの窓口ですべては見つかりません。探すときは次の3つの軸で絞ると効率的です。

補助金ウォッチでは、この3軸で2,000件超の公式情報から候補を検索できます。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の制度の要件・締切等は変更されることがあるため、申請前に必ず各実施機関の公式ページ・公募要領をご確認ください。